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味噌汁は本当に良いか? [高血圧]

CareNetに『「味噌」が血圧上昇や脳卒中に抑制的に働く可能性』というタイトルでAmerican J Hypertension の論文を紹介していました。これは広島大学の論文ですが、筆頭オーサーは味噌派で有名なかた。論文タイトルは『Protective Effects of Japanese Soybean Paste (Miso) on Stroke in Stroke-Prone Spontaneously Hypertensive Rats (SHRSP)』で、SHRのラットの実験です。

方法は『Stroke-prone spontaneously hypertensive rats (SHRSP) were fed a miso diet (normal diet 90%, miso 10%; final NaCl content 2.8%), a high salt diet (normal diet and NaCl 2.5%; final NaCl content 2.8%), or a low salt diet (normal diet; final NaCl content 0.3%).』
つまり、味噌ダイエットは塩分2.8%で、高塩分ダイエットと同じ2.8%です。一方、低塩分食は0,3%です。


で、結論は『Kaplan–Meier survival curves revealed a significantly lower survival rate in the high salt group compared to the miso group (P = 0.002) and the low salt group (P ≤ 0.001). Large hemorrhagic macules were found in the cerebrum in the high salt group, whereas none were found in the other 2 groups. There were also fewer histological and immunohistochemical changes in the brain and kidneys in the miso group compared to the high salt group.』

生存率は、ただの高塩分食が最も悪い。味噌ダイエットでは生存率は低塩分食と同じくらいなんでしょう。そして、組織ダメージも統計的有意差はないけど高塩分食よりも少な目。だから味噌はいいんだ!!と、、、

待てよ、じゃあ初めから低塩分食でいいんじゃないか?味噌は製造過程でどうしても塩を使います。発酵のため、防腐剤の役割もある。結論の後半に、histological and immunohistochemical changesが低塩分食と同等とは記載してない。おそらくhistological and immunohistochemical changesは低塩分食ではほとんどないのでしょう。原文読んでませんから詳細不明。オンライン論文サマリーで見ましたので。

かつ味噌はやっぱり塩っぱいので、他の食品を摂るときもどうしても高塩分食への嗜好を促しやすい。高塩分の味噌を食する必要はあまり健康上ないでしょう。今後、製造過程で塩を使わない味噌でも出れば別でしょうけどね。まず、この論文はラットの実験ですから、ヒトに味噌汁飲め飲めにはまだなりませんよ。味噌博士には悪いけど、、、、、

かつCareNetの邦文タイトルの血圧上昇に抑制的とはサマリーを見る限りありませんぞ、、、最近、CareNetの論文記事紹介コーナーは正確な論文タイトルを記事で紹介しくなったようです。著作権の問題なんでしょうか?日本語記事だけだと鵜呑みにするのが不安で、原文サマリーチェックする習慣のある私としては不便だわ、、、

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みがきニシン 美味かったけど塩っぱかった (^^ゞ




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高塩分食は心臓機能を障害?でも、その塩分量が、、、 [高血圧]

Medscape Cardiology に「High Dietary Sodium Linked to Subclinical Cardiac Dysfunction」というタイトルの記事が出ていました。血圧に関係なく、高塩分食は心機能を障害し、さらにこれにカウンターするのがカリウム摂取のようだとか。なんかチトうますぎる仮説ですが、興味深いです。

でも、この塩分摂取はソディウムで3.7g/day以上でとなっている。日本の食塩摂取量だと約9.4g/dayとなる。こりゃ東北地方だと皆、現在の塩分摂取量で心機能を障害起こすわね、、、健康日本21の現状でも、日本全体では平均10.6g/dayですからね、、、、

漬け物食べてる場合じゃ無いのは確かです。忙しいドクターで昼にカップ麺でごまかす昼食なんぞしてはダメですぞ!カップ麺で5.5gですからね。開業医の友人には、ラーメンは汁まで全部飲んで評価するもんだとうそぶくヤツもいたしなあ、、、、

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ARBはDM発症を抑制?でもあるだろうけどね、、、 [高血圧]

The 21st Asian Pacific Society of Cardiology (APSC) Congressで、カンデサルタンの長期投与で糖尿病発症が3割も抑制されたという発表が京大からあったようです。例のCASE-Jスタディですが、まだやっていたのね?という感じがありますが、色々とごたついたスタディです。

率直に言うとホントかね?と思うのですが、糖尿病の発症定義がちょっと曖昧。主治医が糖尿病と診断したとか、治療が始まったという申告でのDM定義。ただ、ARBはカリウムを上げる傾向があるので、糖尿病の発症は抑制するかな?とも思いますけどね。

ディオバン事件といい、なんだかなあというのが率直な印象なんですが。カルシウム拮抗薬よりカンデサルタンには糖尿病予防効果があると誇大広告の勇み足をしないようにした方がいいでしょうけど。カリウムを上げることでの糖尿病予防効果ならカンデサルタンに限らず他のARB、そしてACE-Iでも予防効果があるんでしょう。そこは気になりますがね。

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まだまだ未治療の高血圧患者が居ますが、、 [高血圧]

外来に時々、今まで高血圧の治療をしていなかった高血圧の患者さんがやってきます。曰く症状もないからほったらかしで、勤め先の保健担当部署があんまりウルサいので重い腰を上げて来ましたとか。最近のお笑い芸人のナントカサーカスの例を見るまでも無く、こりゃ早晩脳卒中だなというタイプが結構まだまだいます。

そういう高血圧患者が降圧薬で、徐々に降圧していくのを見るのは楽しいです。本人も「下がりました」と喜んでくれると益々楽しい。高血圧はサイレントキラーとは言われますが、降圧すると大抵は、調子が良いです、と述べてくれます。もっとも、自分は高血圧だという不安感とストレスから解放されて気分爽快なのかもしれませんが。

徐々に降圧とは述べましたが、投薬はガツンとやります。二次性高血圧を否定したら、利尿薬とカルシウム拮抗薬(CCB)そしてACE阻害薬で、CCBは最大量です。東北地域なんで利尿薬は必須です。大抵は二、三ヶ月で降圧して行きます。

高齢者(65歳以上)で無い限りは、三薬でガツンです。ACE阻害薬は寝る前ですが、あとの二薬は朝。昔言われたような段々降圧薬を増やすようなステップアップアプローチはあまり使いません。ステップアップだと、患者は「ちっとも下がらないじゃないか?」と不安感を持ちやすい。

また悪性高血圧一歩手前なら、ガツンと降圧しないと効果がない。稀に降圧に耐えられず「かったるくて仕方ないです」と言われたら、日常生活に支障がなく、検査結果で腎機能低下等なければ、そのうち慣れるから我慢しなさいとひたすら慰める(笑)。

ガツンと下げて、暫くしたら徐々に薬を弱くしていく。ただし生活習慣の是正が不可欠ですが、ここまで来ると患者も喜ぶ。二、三年で降圧薬から離脱できるとこちらもハッピーです。臓器障害がないと離脱も可能で、先日もそんな患者が居たのですが、もう降圧薬は要らないと述べても、不安だから処方してくれと言われたのですが(笑)。

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 アーティチョーク?ってアザミだろう、、、


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米国高血圧学会の発展的消滅 [高血圧]

米国高血圧学会が米国心臓病協会に吸収合併されるそうです。今後は公衆衛生活動と画期的な研究への助成を中心に活動するとか。なるほどそういう時代でしょうね。二次性高血圧を別とすれば、高血圧はかなりの部分が予防できる時代です。啓発と予防がメインとなったんでしょう。さて、日本の高血圧学会は不祥事もありましたが、存続できるのか?


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今どき使うのか? [高血圧]

こんな降圧薬を今どき使うのか?とも思うのですが、意外に使われているのが、α1-ブロッカーと中枢系降圧薬です。私は自分で処方することはまずありません。が、前医が使っているので、そのままということは多々あります。

先日も、前医が高齢者にα1-ブロッカーを使っていたので、そのまま処方したのですが、眩暈立ちくらみはないと言うのです。が、薬局で薬を受け取る段になり、朝の薬、つまりα1-ブロッカーを飲むと、そう言えば立ちくらみがあると言い出して、投薬中止としました。

高齢者にα1-ブロッカーを処方するかね?と思うのですが、結構使われていますね。

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 山形尾花沢 宝栄牧場


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それでもPAは少ないよ [高血圧]

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イタリアの論文で原発性アルドステロン症の頻度についてですが、まあ悪いとは言えないかもしれないけど、真の頻度は判らないですね。プライマリケア医から高血圧専門とされる病院に紹介された高血圧患者でのPAの頻度ですが、これでは選択バイアスそのもの。プライマリケア医から紹介された段階でセレクトされてますわな。

それに aldosterone-producing adenoma (APA) より bilateral adrenal hyperplasia (BAH) の頻度が多い結果。後者は本当に PA と診断した妥当性はどうなのかな?イタリアの論文ね、、、、ちょっと突っ込みたくなるのよね、、、、


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高血圧治療の本質的な疑問 非薬物療法と薬物療法には差がないのか? [高血圧]

いつも思っているのですが、高血圧療法の非薬物療法と薬物療法には予後には差がないのか?外来で生活習慣を是正すると、降圧薬から離脱卒業する患者は少なからず居ます。この非薬物療法、すなわち減塩、減体重、減アルコール、増運動で降圧薬から卒業した患者と、薬物療法で降圧している患者とでは予後が違うのではないか?

さらに、非薬物療法で高血圧から脱した患者は、もう高血圧患者とは扱われず調査研究対象とはなっていなのではないか?

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減塩、減体重、減アルコール、増運動を患者に指導している自分は、自ら非薬物療法を実践してこうなっている。亡母が高血圧症で私も血圧が上がりやすいのですが。勿論ドラッグフリーです。一番困難な非薬物療法は減量ですね。食欲は本能だとつくづく思います。

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人はパンのみにて生きるにあらず、されどもパンは食べたい(笑)。鰻重美味かった。減塩は三か月我慢すれば誰でも慣れます。運動はもともと私は運動好き。アルコールはチト難しいですが、アルコール依存症ではないので我慢可(毎晩飲むドクターは立派なアルコール依存症ですぞ!!)。でも、食欲はねえ、、歳を取ると食べるしか楽しみないし(苦笑)。


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時速30km以上で走ると車の寿命が短くなる? SPRINT [高血圧]

高血圧研究の大家がSPRINTの結果を見て、「時速30km以上で走ると車の寿命が短くなる」と言っているようなものとコメントしていましたが(本当だろうか?)、面白いことを言うなと思います。が、やっぱり目指すべきでしょう。私は血圧に関しては the lower the better 派ですから(笑)。

最近の第6回臨床高血圧フォーラムでも特別講演でSPRINTの結果をどうするか?とあるようですが、抄録を見る限りは切れ味が悪い。ガイドラインにするかどうかで躊躇するのは理解できますが、降圧によるサイドイフェクトが無い限りはどんどん下げるべきでしょう。特に壮年中年層は。

問題は高齢者の場合ですが、すでにできあったが動脈硬化や臓器障害があるなら慎重とならざる得ないですが、ゆっくりと下げるべきですが無理はしない。よく言われていますが、SPRINTには糖尿病患者、脳卒中既往患者が含まれていません。

逆に言えば、SPRINTではすでに出来上がった動脈硬化患者については何も言ってない。と言うことは、それ以外の高血圧患者には積極果敢に the lower the better ということでしょう。

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水芭蕉 残雪が多い今年は咲いているところが見られました 船形山登山道入り口付近



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今更ながらRAS阻害薬の腎保護効果 [高血圧]

BMJの3月号に「Serum creatinine elevation after renin-angiotensin system blockade and long term cardiorenal risks: cohort study.」が発表されていますが、今更ながらという気がします。

まず一つはRAS阻害薬をアンギオテンシン変換酵素阻害薬とARBと一緒くたにしていること。前者は循環器疾病予防効果がある、後者は怪しげ。前者は薬価が安くメーカーも興味ない、後者は薬価が高くメーカーが販売プロモーションかけ過ぎる(笑)。

かつ、クレアチニンが上がってからの投与はもう遅いような気がしています。微量アルブミン尿が高値となった段階で投与しないと腎保護効果はないのではないか?と。臨床の現場ではそう思っていますがね、、、、、

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 仙台近郊 山際では今が桜満開 ソメイヨシノは全国どこでもDNAは全く同じ 種をつけず接ぎ木でしか殖えない150年前に開発された人工種 だからどこでも一斉に咲くんですな、、、


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