So-net無料ブログ作成
検索選択

アグレッシブに下げるか?マイルドか? [高血圧]

スクリーンショット 2016-08-22 21.16.58.png

また、Hypertension 8月号ネタです。私はアグレッシブに下げる方ですが、周りにはマイルド派も多いです。で、メタアナリシスですが、やっぱりintensiveに下げた方がいいとはあるんですが、確証はまだ無いと。かつ、intensiveに下げる場合は患者個人特性を診ながらと、、、当たり前ですが。

Cardiovascular death and heart failure are likely to be reduced by a more intensive blood pressure–lowering strategy, but evidence is not yet conclusive.


The safety of more aggressive strategies targeting lower BP values should be carefully checked in the individual patients.
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

飲酒量と高血圧は正相関です [高血圧]

スクリーンショット 2016-05-24 8.08.16.png

CareNetにHypertension Research掲載論文の紹介がありました。Nippon Data2010の分析ですが、飲酒によるフラッシュと高血圧の程度は関連なしというものですが、大切なのは飲酒量と高血圧は正相関する(ただし男性ですが)という事実です。

未だに少しぐらいの飲酒ならいいでしょうというドクターが多い。先日も、基幹病院からの紹介の高血圧患者は休肝日なしでした。前の先生になんと言われたの?と聞くと、「それくらいの飲酒はいいでしょう」と。でもね、三種類の降圧薬飲んでる患者ですよ。休肝日を作って1回の飲酒量も減らせなければね、、、、、
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

夜間血圧測定? [高血圧]

ABPMで夜間血圧測定という意味ですが、もともと夜間に血圧が上がる、あるいは下らないのは二次性高血圧、腎不全、臓器障害が強度な場合が多くて、それほど一般外来の高血圧患者に有用性があるのか?といつも疑問に思っています。

今は市販の自己血圧測定器でも、就寝中の血圧をタイマーで測る機器が出ています。友人が買ってみようか?と言い出したので、買ってもいいけど普通の血圧計でもある程度はわかるよと述べました。

IMG_8432.jpg
就寝前の私の血圧。面倒なんで安静にせずにいきなり測定ですが、まあまあでしょう。

IMG_8431.jpg
目が覚めた覚醒時の早朝血圧、ベッドに寝たままで測定。まあこんなもんでしょう。夜間血圧の代用。モーニングサージはないことは確か。

ちなみに私はノードラッグです。高血圧のプロ?だから減塩、減アルコール、増繊維質ダイエット、増運動で対応中。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

正しい血圧の予測式? [高血圧]

スクリーンショット 2016-05-08 7.15.32.png

初め、なんだろう?と思ったんですが、これは重回帰分析で「正しい」血圧を予測するという論文なんですね。(Hypertension. 2016;67:941-950. DOI: 10.1161/HYPERTENSIONAHA.115.07108.)

スクリーンショット 2016-05-08 7.16.43.png

「正しい」血圧つまり従属変数を計算するための独立変数なんですが、これが面白い。性別とか年齢が独立変数として有意に出ている。この独立変数は「正しい」血圧の計算に使うわけですが、影響する因子として読めばなるほどと思います。

スクリーンショット 2016-05-08 7.17.05.png

この計算式で算出した「正しい」血圧のアルゴリズムです。実用的かどうかはこれからの問題です。どう評価されるか?でしょうが、あんまり期待できないような気がしますが。一々、カリキュレーターで血圧値を計算するか?ですね。

この論文は、線形重回帰分析を使っているのですが、ステップワイズ法で独立変数を選んでいるのです。統計的に有意な独立変数を探す方法ですが、私もよく使う方法なんでちょっと親近感を持ちました。一般的に重回帰分析では強制投入法が多いようですが。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

高血圧ガイドラインの再評価 [高血圧]

スクリーンショット 2016-03-24 14.26.23.png
(Hypertension. 2016;67:688-689)

Hypertension誌の3月号ですが、SPRINTショックなんですね、簡単に言えば the lower the better となった結果なんですが、SPRINT以外にも二つ下げるが勝ちというメタアナリスが出て、高血圧ガイドラインの対象と目標血圧を再評価する気運が高まってきたようです。前にも書きましたが、私は元々、下げれば下げるほど良い派ですから、驚くに値しないのですが、JカーブやUカーブ派にはカルチャーショックでしょう。まあ、パラダイムシフトなんですなあ、かっこつけて言えばですが。

日本高血圧学会の見解は、あくまでもSPRINTは米国の研究で,日本のガイドラインを見直すかどうかは今後、議論すると、、、でも、日本はしょせん米国追随ですから、こんなこと述べていますが見直すでしょう。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

ABPMの夜間降圧の重要性? [高血圧]

スクリーンショット 2016-03-15 15.40.26.png
      Hypertension 2016;67:693-700

Hypertensionの論文ですが、ABPMによる夜間降圧測定のメタ・アナリスよると、ABPMによる24時間平均血圧と独立して、夜間降圧の程度は予後予想にかかわるというもの。なるほどねとは思うんですが、私の職場にはABPMが無いので、なるほどね、で終わってしまう(悲しい)。

以前の職場にはABPMがあったんで、片っ端から測定したんですが、結論は腎不全など臓器障害が重度な患者や二次性高血圧では夜間降圧がないというもの。この論文では、夜間降圧が無くても過度でも予後が悪いと。まあ、そうでしょうね。

で、ちょっと興味あるのは、夜間降圧が無い、あるいは軽度な場合は寝る前に降圧薬を飲ますと予後がいいのか?ということです。つまり降圧薬の時間治療ですが、私はACE-Iは寝る前に処方することが多いですが、それは早朝の高血圧(モーニングサージ)対策なんですが。寝てる時に無理矢理下げて夜間降圧を作っても、それで予後が良くなるとはちょっと思えませんが。どうなんでしょうね。

夜間降圧の異常は、何らかの結果であって、原因ではないので結果を修飾しても効果ないんじゃないか?と思いますが。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

SPRINTの影響ねえ、、、 [高血圧]

スクリーンショット 2016-02-24 9.26.43.png

例のSystolic Blood Pressure Intervention Trial (SPRINT) の結果ですが、血圧屋の間では話題ですね。このトライアルは、50歳以上で、心臓疾患リスクがあり、かつ非糖尿病であれば、収縮期血圧120mmHg以下の厳格管理が140mmHg以下の緩い管理よりも予後が良いというもの。

the lower the better 派にとっては当然だろうという結果ですが、何せ設定条件があるんで、どこまでこの成績を一般化して良いかが課題となるわけです。心臓疾患リスクがないならどうするのか?糖尿病ならどうするのか?50歳未満の120~140はどうしたらいいのか?もともと心臓疾患リスクのある対象者なんで、心不全抑制的な降圧薬処方していることは確か、さらに厳格管理と言ってもゴールの血圧がギリギリ平均120mmHg なんで達してない対象者も結構いる。このトライアルの結果のマンマを日常に診療に演繹するのはいかがなものか?という批判も当然です。

とは言いつつ、the lower the better 派にとっては、個別に患者を診ながら出来るだけ下げるでいいんじゃないか?というだけなんですがね。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

利尿薬はダメよ?というドクター多すぎ?? [高血圧]

スクリーンショット 2016-02-19 9.44.00.png
(Hypertension. 2016;67:550-555)

話題のSprintなんで、なんだろうと読むと、ガイドラインでファーストラインの利尿薬の処方がまだまだ少ないぞ!という論文でした。利尿薬はコスパの良い薬なんですが、なんせ薬価安いのでメーカーは宣伝したがらない。高い儲かるARBなどの宣伝が横行する。間に受けて米国でも利尿薬の処方が少ないのかな?

米国でさえこうなんだから、日本はもっと利尿薬の処方は少ないでしょう。確かに高塩分食環境の日本では以前は利尿薬は効きにくい環境にあったわけですが、やっと減塩も進み少量の利尿薬でも効く環境にはなりましたが、利尿薬は効かないというイメージは払拭できていませんね。実際、利尿薬が効き始めるのは1ヶ月~3ヶ月かかり、半年は見て行かない効き目が見えない。

利尿薬を処方しないで、血圧がなかなか下らないとは言えないのですよ。利尿薬、処方してますか?



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

まだやっていたのか 高血圧予防に果物や野菜 [高血圧]

スクリーンショット 2016-02-18 23.27.31.png
(Hypertension. 2016;67:288-293.)

果物や野菜はやっぱり高血圧発症予防に良いという長期前向きコホートです。なるほどと思うのですが、そのコホートがですね、あの懐かしい Nurses' Health Study(1976年)、Nurses' Health Study II(1989年)なんですよ。前者は1984年~2010年まで、後者は1991年~2011年までの観察期間です。

まだやっていたんですね。果物や野菜の重要性はあのDASH食で強調されていますから常識なんですが、これをわざわざ長期で確認するんだから凄いです。ちょっと気になるところは、高血圧の診断は自己診断なんですね。でもナースはプロだからいいんじゃないか?って、、、そうかな?

aloha1.jpg
ハワイ風のDASH食 The Dietary Approach to Stopping Hypertension ですね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

腎臓が悪いと心臓も悪くなる?なぜ? [高血圧]

心腎関連などと言われるのですが、なぜなのか?これがよくわからない。一説には腎が悪くなると貧血になるので、心臓守るなら腎性貧血の対応が大切という造血剤メーカーの受け売りのようなものもある。しかし、貧血がなくても腎機能が落ちると心臓が悪くなるようなんですね。

この究極のモデルが、生体腎移植のドナー片腎の観察研究です。それがHypertension誌の1月号(オンライン)に載っていました。『Cardiovascular Effects of Unilateral Nephrectomy in Living Kidney Donors』ですが、結論はシンプルです。『These findings suggest that reduced GFR should be regarded as an independent causative cardiovascular risk factor.』

日本では生体腎移植はそれほど盛んではないのですが、欧米では珍しくないし、データも集めやすいでしょう。私自身が腎移植してもドナーは大丈夫ですか?と問われると、成長期に片腎になると高血圧になるというレビューを昔見た事がありますが、成人になってから片腎になっても大丈夫のようです、と答えています。

実際、今回のデータでも血圧はドナーでも変わりないのです。GFRだけが心臓左室の大きさに影響しているというデータなんです。なぜ?ですかね。もっともこのデータだけでは結論付けは早計ですが。観察期間が1年、サンプルサイズがドナー68人、コントロールが56人ですから、もっと長期にかつサンプルサイズを増やして行く必要があります。

スクリーンショット 2016-01-20 9.35.36.png

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康