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減塩はコスパの良い健康政策 [高血圧]

BMJに減塩は効率の良い健康政策であると発表されたようです。「Cost effectiveness of a government supported policy strategy to decrease sodium intake: global analysis across 183 nations.」(BMJ (Clinical research ed.). 2017 Jan 10;356;i6699. doi: 10.1136/bmj.i6699.)

このblogでも何度も書いていますが、健康政策、健康づくりにおいて減塩は基本でしょうね。高食塩摂取国の日本はその減塩政策がまだまだ足りません。医師も甘い対応でしょう。東北では塩辛い漬け物食べるドクターも多いですからね。

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 通勤中の外気温ですがチト寒い。寒冷刺激は高食塩食になりやすい。高食塩食で交感神経を刺激して寒さを乗り切るとか、、、、、

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ガツンと下げるか?徐々にか? [高血圧]

もともとガツンと血圧を下げる主義の高血圧治療を行っていますが、高血圧患者の協力というかモチベーションがないとガツンとはなかなか下がりません。基幹病院で高血圧専門外来を担当していたときは、高血圧患者の治そうという意欲があったんでガツンと下げることが出来ました。

しかし、今の地方田舎病院の一般外来では、患者のモチベーションは高くなく、口うるさく言っても漬け物は食べるし、アルコールは減らないし、肥満のままだし、でなかなかガツンと下がる例に遭遇しません。そんな中で、先日、久しぶりに意欲のある患者が来てガツンと下がりました。

50代前半の男性で処方内容は少量の利尿薬と最大量のカルシウム拮抗薬の二種で、180/100mmHg前後の血圧が一気に正常化。本人曰く、かったるいと。それはそうでしょう、今まで時に200mmHgを越えることもあった血圧が一気に正常になればかったるい。

あと一ヶ月我慢すれば慣れるはず、慣れなければ別途考えるからと説明。本人はややかったるい程度で大丈夫だと。事前検査で二次性高血圧は否定されているし、合併症も無かった壮年層だからガツンと下げました。高齢者はマイルドに、壮年層はガツンと降圧が鉄則でしょうね。春には上手くすると降圧薬の減量が可能、二三年で降圧薬からの卒業も夢では無いと述べると喜んで帰って行った。

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 三陸の海 神割崎(宮城県)
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降圧薬三薬の合剤 [高血圧]

降圧薬の合剤で、ARB、CCB、diureticsの三薬合剤が出ていますが、できればARBでなくACE-Iのオプションもあればベストですが、ちょっと期待しています。難治性の高血圧が来ると大抵はこの三薬(空咳が出るとARBにします)で管理できます。

これで管理できないと、不細工ですが、βをかぶせますが。二次性高血圧の否定が必要でしょうけどね。

高血圧屋をやっていると、難治性高血圧がやって来ますが、三薬より一薬で済めばアドヒランスも向上するでしょう。割と好きなのは、朝にCCBとdiureticsで、寝る前にACE-I(あるいはARB)という処方ですけど。CCBも意外に腎血流を増やして利尿効果があるんで、寝る前は使い難いです。あとの決め手は三薬ジェネリックの薬価と合剤との薬価の差でしょうかね。

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山形 鍋越峠を越して尾花沢方面 冬ですね
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未だに、、、 [高血圧]

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未だに減塩を否定するエセ高血圧治療法が巷では流布されているわけで、困ったモンだと思います。基本は減塩、節酒、増運動、減量で、あとは降圧薬を使えばどんな高血圧でも二次性出ない限り、いや二次性でさえ降圧する。
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アグレッシブに下げるか?マイルドか? [高血圧]

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また、Hypertension 8月号ネタです。私はアグレッシブに下げる方ですが、周りにはマイルド派も多いです。で、メタアナリシスですが、やっぱりintensiveに下げた方がいいとはあるんですが、確証はまだ無いと。かつ、intensiveに下げる場合は患者個人特性を診ながらと、、、当たり前ですが。

Cardiovascular death and heart failure are likely to be reduced by a more intensive blood pressure–lowering strategy, but evidence is not yet conclusive.


The safety of more aggressive strategies targeting lower BP values should be carefully checked in the individual patients.
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飲酒量と高血圧は正相関です [高血圧]

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CareNetにHypertension Research掲載論文の紹介がありました。Nippon Data2010の分析ですが、飲酒によるフラッシュと高血圧の程度は関連なしというものですが、大切なのは飲酒量と高血圧は正相関する(ただし男性ですが)という事実です。

未だに少しぐらいの飲酒ならいいでしょうというドクターが多い。先日も、基幹病院からの紹介の高血圧患者は休肝日なしでした。前の先生になんと言われたの?と聞くと、「それくらいの飲酒はいいでしょう」と。でもね、三種類の降圧薬飲んでる患者ですよ。休肝日を作って1回の飲酒量も減らせなければね、、、、、
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夜間血圧測定? [高血圧]

ABPMで夜間血圧測定という意味ですが、もともと夜間に血圧が上がる、あるいは下らないのは二次性高血圧、腎不全、臓器障害が強度な場合が多くて、それほど一般外来の高血圧患者に有用性があるのか?といつも疑問に思っています。

今は市販の自己血圧測定器でも、就寝中の血圧をタイマーで測る機器が出ています。友人が買ってみようか?と言い出したので、買ってもいいけど普通の血圧計でもある程度はわかるよと述べました。

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就寝前の私の血圧。面倒なんで安静にせずにいきなり測定ですが、まあまあでしょう。

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目が覚めた覚醒時の早朝血圧、ベッドに寝たままで測定。まあこんなもんでしょう。夜間血圧の代用。モーニングサージはないことは確か。

ちなみに私はノードラッグです。高血圧のプロ?だから減塩、減アルコール、増繊維質ダイエット、増運動で対応中。
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正しい血圧の予測式? [高血圧]

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初め、なんだろう?と思ったんですが、これは重回帰分析で「正しい」血圧を予測するという論文なんですね。(Hypertension. 2016;67:941-950. DOI: 10.1161/HYPERTENSIONAHA.115.07108.)

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「正しい」血圧つまり従属変数を計算するための独立変数なんですが、これが面白い。性別とか年齢が独立変数として有意に出ている。この独立変数は「正しい」血圧の計算に使うわけですが、影響する因子として読めばなるほどと思います。

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この計算式で算出した「正しい」血圧のアルゴリズムです。実用的かどうかはこれからの問題です。どう評価されるか?でしょうが、あんまり期待できないような気がしますが。一々、カリキュレーターで血圧値を計算するか?ですね。

この論文は、線形重回帰分析を使っているのですが、ステップワイズ法で独立変数を選んでいるのです。統計的に有意な独立変数を探す方法ですが、私もよく使う方法なんでちょっと親近感を持ちました。一般的に重回帰分析では強制投入法が多いようですが。

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高血圧ガイドラインの再評価 [高血圧]

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(Hypertension. 2016;67:688-689)

Hypertension誌の3月号ですが、SPRINTショックなんですね、簡単に言えば the lower the better となった結果なんですが、SPRINT以外にも二つ下げるが勝ちというメタアナリスが出て、高血圧ガイドラインの対象と目標血圧を再評価する気運が高まってきたようです。前にも書きましたが、私は元々、下げれば下げるほど良い派ですから、驚くに値しないのですが、JカーブやUカーブ派にはカルチャーショックでしょう。まあ、パラダイムシフトなんですなあ、かっこつけて言えばですが。

日本高血圧学会の見解は、あくまでもSPRINTは米国の研究で,日本のガイドラインを見直すかどうかは今後、議論すると、、、でも、日本はしょせん米国追随ですから、こんなこと述べていますが見直すでしょう。


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ABPMの夜間降圧の重要性? [高血圧]

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      Hypertension 2016;67:693-700

Hypertensionの論文ですが、ABPMによる夜間降圧測定のメタ・アナリスよると、ABPMによる24時間平均血圧と独立して、夜間降圧の程度は予後予想にかかわるというもの。なるほどねとは思うんですが、私の職場にはABPMが無いので、なるほどね、で終わってしまう(悲しい)。

以前の職場にはABPMがあったんで、片っ端から測定したんですが、結論は腎不全など臓器障害が重度な患者や二次性高血圧では夜間降圧がないというもの。この論文では、夜間降圧が無くても過度でも予後が悪いと。まあ、そうでしょうね。

で、ちょっと興味あるのは、夜間降圧が無い、あるいは軽度な場合は寝る前に降圧薬を飲ますと予後がいいのか?ということです。つまり降圧薬の時間治療ですが、私はACE-Iは寝る前に処方することが多いですが、それは早朝の高血圧(モーニングサージ)対策なんですが。寝てる時に無理矢理下げて夜間降圧を作っても、それで予後が良くなるとはちょっと思えませんが。どうなんでしょうね。

夜間降圧の異常は、何らかの結果であって、原因ではないので結果を修飾しても効果ないんじゃないか?と思いますが。


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