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高血圧治療の本質的な疑問 非薬物療法と薬物療法には差がないのか? [高血圧]

いつも思っているのですが、高血圧療法の非薬物療法と薬物療法には予後には差がないのか?外来で生活習慣を是正すると、降圧薬から離脱卒業する患者は少なからず居ます。この非薬物療法、すなわち減塩、減体重、減アルコール、増運動で降圧薬から卒業した患者と、薬物療法で降圧している患者とでは予後が違うのではないか?

さらに、非薬物療法で高血圧から脱した患者は、もう高血圧患者とは扱われず調査研究対象とはなっていなのではないか?

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減塩、減体重、減アルコール、増運動を患者に指導している自分は、自ら非薬物療法を実践してこうなっている。亡母が高血圧症で私も血圧が上がりやすいのですが。勿論ドラッグフリーです。一番困難な非薬物療法は減量ですね。食欲は本能だとつくづく思います。

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人はパンのみにて生きるにあらず、されどもパンは食べたい(笑)。鰻重美味かった。減塩は三か月我慢すれば誰でも慣れます。運動はもともと私は運動好き。アルコールはチト難しいですが、アルコール依存症ではないので我慢可(毎晩飲むドクターは立派なアルコール依存症ですぞ!!)。でも、食欲はねえ、、歳を取ると食べるしか楽しみないし(苦笑)。


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時速30km以上で走ると車の寿命が短くなる? SPRINT [高血圧]

高血圧研究の大家がSPRINTの結果を見て、「時速30km以上で走ると車の寿命が短くなる」と言っているようなものとコメントしていましたが(本当だろうか?)、面白いことを言うなと思います。が、やっぱり目指すべきでしょう。私は血圧に関しては the lower the better 派ですから(笑)。

最近の第6回臨床高血圧フォーラムでも特別講演でSPRINTの結果をどうするか?とあるようですが、抄録を見る限りは切れ味が悪い。ガイドラインにするかどうかで躊躇するのは理解できますが、降圧によるサイドイフェクトが無い限りはどんどん下げるべきでしょう。特に壮年中年層は。

問題は高齢者の場合ですが、すでにできあったが動脈硬化や臓器障害があるなら慎重とならざる得ないですが、ゆっくりと下げるべきですが無理はしない。よく言われていますが、SPRINTには糖尿病患者、脳卒中既往患者が含まれていません。

逆に言えば、SPRINTではすでに出来上がった動脈硬化患者については何も言ってない。と言うことは、それ以外の高血圧患者には積極果敢に the lower the better ということでしょう。

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水芭蕉 残雪が多い今年は咲いているところが見られました 船形山登山道入り口付近



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今更ながらRAS阻害薬の腎保護効果 [高血圧]

BMJの3月号に「Serum creatinine elevation after renin-angiotensin system blockade and long term cardiorenal risks: cohort study.」が発表されていますが、今更ながらという気がします。

まず一つはRAS阻害薬をアンギオテンシン変換酵素阻害薬とARBと一緒くたにしていること。前者は循環器疾病予防効果がある、後者は怪しげ。前者は薬価が安くメーカーも興味ない、後者は薬価が高くメーカーが販売プロモーションかけ過ぎる(笑)。

かつ、クレアチニンが上がってからの投与はもう遅いような気がしています。微量アルブミン尿が高値となった段階で投与しないと腎保護効果はないのではないか?と。臨床の現場ではそう思っていますがね、、、、、

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 仙台近郊 山際では今が桜満開 ソメイヨシノは全国どこでもDNAは全く同じ 種をつけず接ぎ木でしか殖えない150年前に開発された人工種 だからどこでも一斉に咲くんですな、、、


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シニアの健康自慢? [高血圧]

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これは私の朝の血圧です。朝起きてトイレに行って少し経っての血圧。まあまあです。年寄りは、どうも自分の健康自慢をしたがりますが、私もその類かもしれませんね。一応、日本高血圧学会の高血圧専門医ですが、専門医らしい血圧ですと自負しています。

この血圧は、勿論、降圧薬は使っていません。なんと言っても高血圧専門医ですから、高血圧の予防を実践しています。減塩、減アルコール、減体重、増運動です。高血圧患者に、減塩を勧め、運動を勧めているとこうなるもんです。

プロなら気が付くでしょう、私の脈拍数が少ないことに。これは降圧薬を服用しているならβブロッカー使っているだろうと。さもなくば、有酸素運動をして迷走神経優位になって脈拍数が低下しているか?と。

有酸素運動をしています。ほぼ毎日、汗をかく運動を30分強。減塩、減アルコールはそれほど難しくないですが、実感として増運動は大変です。
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減塩はコスパの良い健康政策 [高血圧]

BMJに減塩は効率の良い健康政策であると発表されたようです。「Cost effectiveness of a government supported policy strategy to decrease sodium intake: global analysis across 183 nations.」(BMJ (Clinical research ed.). 2017 Jan 10;356;i6699. doi: 10.1136/bmj.i6699.)

このblogでも何度も書いていますが、健康政策、健康づくりにおいて減塩は基本でしょうね。高食塩摂取国の日本はその減塩政策がまだまだ足りません。医師も甘い対応でしょう。東北では塩辛い漬け物食べるドクターも多いですからね。

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 通勤中の外気温ですがチト寒い。寒冷刺激は高食塩食になりやすい。高食塩食で交感神経を刺激して寒さを乗り切るとか、、、、、

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ガツンと下げるか?徐々にか? [高血圧]

もともとガツンと血圧を下げる主義の高血圧治療を行っていますが、高血圧患者の協力というかモチベーションがないとガツンとはなかなか下がりません。基幹病院で高血圧専門外来を担当していたときは、高血圧患者の治そうという意欲があったんでガツンと下げることが出来ました。

しかし、今の地方田舎病院の一般外来では、患者のモチベーションは高くなく、口うるさく言っても漬け物は食べるし、アルコールは減らないし、肥満のままだし、でなかなかガツンと下がる例に遭遇しません。そんな中で、先日、久しぶりに意欲のある患者が来てガツンと下がりました。

50代前半の男性で処方内容は少量の利尿薬と最大量のカルシウム拮抗薬の二種で、180/100mmHg前後の血圧が一気に正常化。本人曰く、かったるいと。それはそうでしょう、今まで時に200mmHgを越えることもあった血圧が一気に正常になればかったるい。

あと一ヶ月我慢すれば慣れるはず、慣れなければ別途考えるからと説明。本人はややかったるい程度で大丈夫だと。事前検査で二次性高血圧は否定されているし、合併症も無かった壮年層だからガツンと下げました。高齢者はマイルドに、壮年層はガツンと降圧が鉄則でしょうね。春には上手くすると降圧薬の減量が可能、二三年で降圧薬からの卒業も夢では無いと述べると喜んで帰って行った。

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 三陸の海 神割崎(宮城県)
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降圧薬三薬の合剤 [高血圧]

降圧薬の合剤で、ARB、CCB、diureticsの三薬合剤が出ていますが、できればARBでなくACE-Iのオプションもあればベストですが、ちょっと期待しています。難治性の高血圧が来ると大抵はこの三薬(空咳が出るとARBにします)で管理できます。

これで管理できないと、不細工ですが、βをかぶせますが。二次性高血圧の否定が必要でしょうけどね。

高血圧屋をやっていると、難治性高血圧がやって来ますが、三薬より一薬で済めばアドヒランスも向上するでしょう。割と好きなのは、朝にCCBとdiureticsで、寝る前にACE-I(あるいはARB)という処方ですけど。CCBも意外に腎血流を増やして利尿効果があるんで、寝る前は使い難いです。あとの決め手は三薬ジェネリックの薬価と合剤との薬価の差でしょうかね。

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山形 鍋越峠を越して尾花沢方面 冬ですね
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未だに、、、 [高血圧]

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未だに減塩を否定するエセ高血圧治療法が巷では流布されているわけで、困ったモンだと思います。基本は減塩、節酒、増運動、減量で、あとは降圧薬を使えばどんな高血圧でも二次性出ない限り、いや二次性でさえ降圧する。
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アグレッシブに下げるか?マイルドか? [高血圧]

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また、Hypertension 8月号ネタです。私はアグレッシブに下げる方ですが、周りにはマイルド派も多いです。で、メタアナリシスですが、やっぱりintensiveに下げた方がいいとはあるんですが、確証はまだ無いと。かつ、intensiveに下げる場合は患者個人特性を診ながらと、、、当たり前ですが。

Cardiovascular death and heart failure are likely to be reduced by a more intensive blood pressure–lowering strategy, but evidence is not yet conclusive.


The safety of more aggressive strategies targeting lower BP values should be carefully checked in the individual patients.
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飲酒量と高血圧は正相関です [高血圧]

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CareNetにHypertension Research掲載論文の紹介がありました。Nippon Data2010の分析ですが、飲酒によるフラッシュと高血圧の程度は関連なしというものですが、大切なのは飲酒量と高血圧は正相関する(ただし男性ですが)という事実です。

未だに少しぐらいの飲酒ならいいでしょうというドクターが多い。先日も、基幹病院からの紹介の高血圧患者は休肝日なしでした。前の先生になんと言われたの?と聞くと、「それくらいの飲酒はいいでしょう」と。でもね、三種類の降圧薬飲んでる患者ですよ。休肝日を作って1回の飲酒量も減らせなければね、、、、、
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